リボルバー・リリー(2023年) | 勝手に映画紹介!?

リボルバー・リリー(2023年)

リボルバー・リリー 通常版 [DVD]

 

WOWOWでエアチェックしておいた「リボルバー・リリー」をまだ見ていなかったので鑑賞する…同名の小説が原作だが未読、映画化決定前から気になっていた作品で、積読本の中にもあって(なんだったら、単行本と文庫…両方ある)読もう、読もうと思ってたけど、なかなか手が出なかった。映画もね…主演が綾瀬はるか、綺麗なおねーちゃんが拳銃ドンパチする系という、まさにオイラ好みのジャンルだったので、劇場で見てもいいかななんて考えた時もあったんだけど…どうやらジャニ案件映画でもあるらしいと耳にしたので、結局スルーしてしまった。

 

幣腹帰還で訓練を受け、五十人越えの殺害に関与した冷酷な諜報員・小曾根百合…通称“リボルバー・リリー”。今は銘酒屋の女将として、働いているのだが…ある日、かつての仲間が、一家惨殺事件に関与して、死亡したというニュースを知り、真相を確かめるために現地へ向かう。その途中の列車内で、陸軍に追われる青年・細見慎太と遭遇、彼を助けることに。やがて…慎太こそ、惨殺事件の唯一の生存者であり、慎太もまた父親・細見欣也に命じられ百合を訊ねようとしていたことがわかる。慎太は父親・欣也から託されたある機密書類を携えていた!

 

夏の終わり頃に、映画評論家の渡辺麻紀さんと柳下毅一郎さんがやってるYouTubeの映画評で取り上げられていて…“一言で「グロリア」です”って語られてたんだけど、本当にその通りだった映画ですね(笑)和製スパイ映画要素もあるので…ホラ、深キョンがメイドさんの恰好してたヤツなんだっけ、そうそう…「ジョーカー・ゲーム」(確か、これもジャニ案件やったな)だ、あの雰囲気にもちょっと似ているかななんて、オイラは思ったけど。麻紀さんと柳下さんも…ツッコミお馬鹿映画(特に男優陣)と評す一方で、女優陣のアクションなどは褒めてたんだよな…。

 

うん、まぁ…確かに、オイラが今まで見てきた“綾瀬はるか映画”の中では、「おっぱいバレー」に次いで、まぁまぁ見れたんちゃうの?ってくらい、楽しめる部分はあった。でも、先述の評論家センセイ方が仰っていた通り…男優陣酷いな。麻紀さんなんかは…他と比べればマシとフォローはしていたけど、綾瀬はるかが助けることになる、キーキャラクターの1人、あのガキンちょを演じたヤツね、あいつ…見てるだけでイライラしてきた。なんか、アイツが何人かいるジャニーズ枠の1人らしいんだ。ヒロインが助ける子供が魅力的でないのはやっぱりマイナスだった。

 

あとは…阿部サダヲが山本五十六という出オチ感満載のキャスティングでわかる通り、重要ポジションの男優陣の演技がなんだかみんな微妙だったな。悪役の板尾創路とかも芝居がコテコテすぎてウザすぎる。評論家先生方が褒めていた女優陣のアクションも…確かにビジュアル的には、けっこう様になってるものの、アクションがめっちゃ迫力あったか、かっこよかったかというと…ぜんぜんそうでもないんだよな。序盤のボートのシーンとか、クライマックスの陸軍VSリリー軍団とか、すごい見せ場になりそうなアクションがショボめであまり迫力なかったよな。

 

あと…中盤、綾瀬はるかたちのアジト、たまり場みたいなところに、陸軍が攻めてくる展開ね。あの銃撃戦のさ中、なぜかどこからともなく赤ん坊が出てくるとか、逆に緊張感を欠く演出が酷かったな。デ・パルマの「アンタッチャブル」の階段を落ちる乳母車くらいの緊張感を出せないものかね?そして綾瀬はるかに敵の銃弾が命中し、弾も撃ち尽くすというピンチが訪れるも、そこでとどめをささず“撤退だー!”の掛け声で引き上げていく陸軍(の指揮官)の無能ぶりに一番、ツッコミを入れたくなった。気が向いたら、原作小説の方をちゃんと読んでみようかな…?

 

 

監督:行定勲

出演:綾瀬はるか 長谷川博己 羽村仁成 シシド・カフカ 古川琴音 阿部サダヲ 野村萬斎 豊川悦司

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD リボルバー・リリー






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!